NEM(ネム)のCatapult(カタパルト)って何?ということで調べました
Twitterやニュースを見ていると、「NEMがCatapult(カタパルト)というものをリリースする!」ということが書かれていたのですが
Catapult(カタパルト)ってどういうものなのか自分で調べたことがなかったので、
自分で少し調べてみました。
はじめに
この記事は2018年1月の情報です。
情報が古くなっている可能性もあるので最新情報は公式サイトなどを御覧ください。
記事の最後に公式サイトURLを載せています。
Catapult(カタパルト)について
調査すると、Catapult(カタパルト)とは
ブロックチェーン製品『mijin』の新バージョン『2.0 Catapult』
という記述がありました。
ここから「Catapult」は「mijin」の新バージョンであることが分かります。
ここで新たな疑問が出てきました。mijinとは何なのでしょうか。
mijinとは
公式サイトはこちら
公式動画もあるので、そちらもどうぞ
以下は公式サイトから引用
mijinは、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築するためのソフトウェアです。既存のデータベースや勘定システムを置き換えて劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不可能な高セキュリティ環境が構築できる他、実質的なゼロダウンタイム環境を実現します。「mijin」は「NEM」のコア開発者がテックビューロに合流して開発した、金融機関から電子マネー、認証システム、登記システム、ロジスティクスのトラッキングまで、幅広くご利用頂ける、「NEMプロトコル」を採用した汎用型のプライベートブロックチェーン製品です。
mijinはあなたが管理するネットワーク上で、指定したノードだけが参加することができる「プライベート」なブロックチェーン(Permissioned Blockchain)を構築するためのプラットフォーム
かなり技術寄りな話が書いてありますが、
だと個人的に思っています。(違ったらすみません泣)
そんなmijinのアップデートVerがCatapultということです。
mijinの更に詳細な内容を読みたい方はこちらをどうぞ → mijinについて | mijin
余談ですが、
mijinバージョン1.0は「java」で書かれていて
mijinバージョン2.0(Catapult)は「C++」で書かれているそうです。
開発者のみなさんお疲れ様です。(遠い目)
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Catapultの内容
では実際のCatapultの内容ですが
APIサーバーとチェーンの完全分離。
APIサーバーにNoSQLデータベースを採用。
シングルノードのNoSQLを実装したAPIサーバーからの利用でも、月間若干数十万円の環境で、秒間数千以上のトランザクションを処理する環境を構築可能。
3レイヤーまでのマルチシグを実装し、稟議プロセスなどをそのままチェーン上で実現。
マルチシグ(複数署名)で、複数のトランザクションを同時に処理できる「Aggregate Transactions」を新規に実装し、第三者のエスクロー無しに取引の執行が可能。
テストの終了後、近日のオープンソース化とデュアルライセンスによる販売開始を予定。
2018年以降、NEMのパブリックブロックチェーンにも実装予定。
その他、新規実装点、改善点が多数。
公式サイトより引用
公式サイトから引用しましたが、盛りだくさんの内容ですね。
更にCatapult 2.0 のホワイトペーパーを読んだのですが、
高いトランザクション処理能力(秒間3,000トランザクション以上)
と書かれています!
これが凄くて、あのクレジットカード会社の「VISA」の処理速が毎秒4000件程度だと言われているので
ホワイトページを信じると、「VISA」に匹敵する処理能力ということになります。
ざっくりとですが他の仮想通貨の処理速度と比較してみると、
- ビットコイン:7件/秒
- イーサリアム:15件/秒
- リップル:1000件/秒
ビットコインは秒間7件ほどしか捌けないので、「送金づまり」と言われる問題が起こっています。
他の主要な仮想通貨と比べてみても圧倒的にNEMのトランザクションが凄いことが分かります。
時期はいつ?
公式サイトを確認したところ
2018年1月にmijin 2.0 Catapultのオープンソース公開を予定しています。また、それらプライベートチェーンでの一定の利用を経て、同コアエンジンはパブリックブロックチェーンであるNEMにも2018年以降に実装される予定です。
!!
2018年1月にオープンソース公開の予定みたいです。
個人的にちょっと楽しみです。
オープンソース公開を経て、2018年中に実装されるようです。
応援する意味も込めてNEMを少し買っておこうと思います。 (あと開発もしようと思います。)
おわり!!
参考サイト
公式サイトはこちら
Catapultの公式動画はこちら
Catapultのホワイトページはこちら → http://mijin.io/catapult_whitepaper_ja.pdf